司法修習生の就職難
2011年08月14日
先日、佐賀新聞にも、司法修習生の
就職難が記事になっていました。
「就職難」と聞けば、通常は「不景気だから」と
思いがちですが、景気が悪いほどトラブルが起こり、
弁護士の出番が増える、という指摘もあります。
つまり、弁護士に関しては「景気」で主要因ではない
と考えられます。
基本的には弁護士人口の増加が、
就職難の構造的要因と考えるべきかと思われます。
私が司法試験に合格したときは、合格者630名。
そのうちの500人程度が弁護士になったでしょうか。
今は、その3倍以上の人が弁護士として
毎年登録してくることになります。
社会的な構造の問題で生じる人権侵害は、
その構造を是正することにより、
減少に転じてきます。
制度が整備されれば、紛争は減り、
訴訟も減ります。
実際に、佐賀大学の三好准教授の研究では、
弁護士を増やしても地裁の訴訟は増えていません。
当然、弁護士事務所も、雇用できる弁護士の数に
限界があります。
そういう構造的な問題をそろそろ真剣に議論し、
根本的な解決を考えていかなければならないと
感じています。
就職難が記事になっていました。
「就職難」と聞けば、通常は「不景気だから」と
思いがちですが、景気が悪いほどトラブルが起こり、
弁護士の出番が増える、という指摘もあります。
つまり、弁護士に関しては「景気」で主要因ではない
と考えられます。
基本的には弁護士人口の増加が、
就職難の構造的要因と考えるべきかと思われます。
私が司法試験に合格したときは、合格者630名。
そのうちの500人程度が弁護士になったでしょうか。
今は、その3倍以上の人が弁護士として
毎年登録してくることになります。
社会的な構造の問題で生じる人権侵害は、
その構造を是正することにより、
減少に転じてきます。
制度が整備されれば、紛争は減り、
訴訟も減ります。
実際に、佐賀大学の三好准教授の研究では、
弁護士を増やしても地裁の訴訟は増えていません。
当然、弁護士事務所も、雇用できる弁護士の数に
限界があります。
そういう構造的な問題をそろそろ真剣に議論し、
根本的な解決を考えていかなければならないと
感じています。
Posted by わかくす法律事務所 at 15:49
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