生活保護の有期化の議論

2011年01月20日

先日、「貧困問題研究会・さが」の会合がありました。
指定市長会の「有期保護」などの動きについて
報告・討議しました。

私は、3年前に行った、日弁連のロサンゼルス調査の内容、
特に日本の生活保護にあたる制度の「5年打ち切り」
というTANFを中心に報告をしました。

報告書のとりまとめも、私が中心になって行い、
その後に「あけび書房」から発行された
「労働と貧困」の執筆も行いましたが、
時間が経つと、調査内容も結構忘れていまうものです。

「労働と貧困」の中の、自分が執筆した部分をコピーして
配布し、その内容を確認しながらの報告となりました。

会合での議論では、
・ハンディキャップがあってなかなか就労できない人
・そもそも労働市場が機能しなければ、一定の失業者は必然
などの意見があり、生活保護の有期化については、
疑問視する声が大勢でした。

ちなみに、「労働と貧困」はこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/796057833b35836b199c38a3ceea0519


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Posted by わかくす法律事務所 at 12:22 │貧困対策