再審無罪

2024年09月27日

昨日、静岡地裁において、
袴田事件の再審公判の判決があり、
無事に無罪となりました。

半年前の公判期日の際には、
私も日弁連の役員として静岡入りしていましたが、
証拠の捏造などを認定した内容の判決で、
弁護団にとって評価できるものだったと思われます。

他方で、これだけ「無罪」と判断できる事情があったのであれば、
もっと早く有罪の汚名を晴らすことができなかったのか、
という思いに駆られます。

一部の裁判官が「新証拠を加味して見直す必要がある」
と判断すれば、
検察官の抗告などを認めずに、
すぐに証拠を見直した方が早く、しかも正確な判断が
できるはずです。

サッカーで言えば、ゴールかノーゴールかを確認するために
ビデオを「見るか見ないか」で揉めているようなものですが、
ビデオを見た方が早くて正確な判断ができるので、
「見ない」という選択肢は基本的にないような・・・

日弁連の役員時代にも再審法の改正の取組に関わっていましたが、
早く改正の具体的な議論が進むことを期待しています。


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Posted by わかくす法律事務所 at 23:21 │出来事